今年もこの日がやってきました。
2011年3月11日14時46分。
東日本大震災が発生した日時です。
震災発生から数年は、愛知県を拠点に数年間震災支援活動をしていました。
たくさんの東北の方々と繋がり、毎年この時期は震災のことを忘れないために東北に行くことに決めています。
今年は、コロナの影響もあり、行く直前まで悩みましたが、友人にも会いたいこと、そしてやはりこの時期だから感じられることがあると思い、行くことに決めました。
映画Fukushima 50の感想
東北に行く前にFukushima50を観てきました。
元々は、コロナの影響がなければ、福島を中心に震災関連の場所を巡る予定でした。
東日本大震災による津波でメルトダウン寸前までいった原発。
多くの人の尽力なしには達成できませんでした。
震災当時、原発のことはまったく知りませんし、専門用語ばかりで何も分かりませんでした。
ただただ、願い、祈る毎日でした。
映画を観てもすべてを理解できたかというと、その自信はありません。
映画を観ての率直な感想としては、メルトダウンしなくて良かったということ、そして人は忘れるんだということです。
9年前の出来事ということもあり、自分の中でもかなりのことを忘れているなと感じました。
正直な気持ちとしては、毎年東北に行っている私でさえこう感じてしまうので、一般的な人はやはりもう過去のことなんだなと改めて思ってしまいました。
誰が悪いかという意見はあると思いますが、実際に起きてしまったことに対して、今後どうしていくかを考えていくことが、今生きている私達に課されていることだと思っています。
興味ある方は、是非Fukushima50を観てみてください。
宣伝ついでに、知り合いの方が毎年作っている素敵な笑顔カレンダーです。
良かったら、見てみてください。
私も毎年買わせていただいてます。
少しでも東北の方のためになれればと思います。
笑顔カレンダー
旅の始めは、初めての山形へ
今年の目標の1つである全国都道府県制覇。
まだ行ったことのない都道府県を制覇するというもの。
東北では、山形と岩手にまだいったことがなく、今回の旅で山形に行くことにしました。
愛知県から山形へは、県営小牧空港から山形空港へFDAが出ています。
久しぶりに小牧空港でしたが、コロナの影響からかすごく乗客が少なかったです。
FDAはカラフルな機体で、色好きな私としては、他の飛行機にも乗りたくなりました。
機内で出される飲み物はアップルジュースでした。
シャトレーゼとのコラボ商品ももらえました。
スカイマークのキットカットもそうですが、こういったちょっとしたサービスが好きだったりします。
1時間程度のフライトだったのであっという間に山形に着きました。
初の山形だったので、空港で先に土産を買いました。
山形と言えば、さくらんぼ。
実際のものとは違いますが、さくらんぼのドライフルーツは美味しかったです。
もう一つ有名な山形ゆべし。
詳しい人に言ったら怒られてしまうかもしれませんが、きんつばに似ていて好きです。
ドラゴンズ栗原コーチの実家、マルタイ 焼肉センターに行く!
山形での目的は、ドラゴンズ栗原コーチの実家がやっているマルタイ 焼肉センターに行くことです。
栗原コーチは、広島カープで4番を打ち、活躍された選手です。
同い年ということもあり、山形で行ってみたい場所の1つでした。
山形空港から無謀にも徒歩で向かい、1時間半ほど歩いて、やっと着きました。
外見ですぐにそれと分かりますね。
メニューは、こちらになります。
定食を食べたかったのですが、土日はやっていないみたいです。
当たり前ですが、栗原コーチも食べて育ったメニューがあります。
団体客が来ていて、接客がかなり遅かったですが、ゆっくりしてました。
ウーロン茶とお勧めのロースとカルビを頼みました。
こういうウーロン茶を飲むと昔ながらで嬉しいです。
少し待つと出てきました。
肉厚でボリュームもあり、お得だと感じました。
写真を見ているとまた食べに行きたくなります。
今度は特上カルビを食べようと思います。
隣の方が食べていて、感動したと言っていたので。
山形牛は、ふるさと納税でも手に入るので、良かったら是非!
お腹もいっぱいになり、会計に行くと、対応してくれたのが栗原コーチのお母さんでした。
選手としての最後は、東北楽天ゴールデンイーグルスで過ごすことができ、今はコーチができている。
本人の努力のたまものだと思いますが、良い野球人生を過ごしていると思います。
コーチとして、栗原選手のような豪快な選手の育成を宜しくお願いします。
旅の目的地、仙台へ
山形から仙台まで電車で1時間ほどということもあり、鈍行で行くことにしました。
マルタイから近くの駅からだと乗り換え時間含めると2時間半ほどかかりましたが、無事到着しました。
やはり、山形に比べると都会に感じます。
人がどっと増えました。
宿泊は、今年もウェスティンホテル仙台
昨年、宿泊してすごく良かったということもあり、今回も贅沢にウェスティンホテル仙台に泊まることにしました。
JR仙台駅から徒歩10分程度です。
コロナの影響もあり、ラウンジが使用できませんでしたが、ウェルカムドリンクということで1杯いただきました。
通常ですとドリンクは飲めないので、やって良かったプラチナチャレンジです。
棚ぼたなので、マリオットに貢献したいと思います。
コロナの影響でラウンジが使えない旨の説明がされました。
部屋は、アップグレードされました。
角部屋で見晴らしも良かったです。
部屋からの眺めです。
仙台の牛たんと言えば、利休!
夕方になったこともあり、お腹も空いてきたので、カクテルタイムに行くか迷いましたが、まずは仙台名物牛たんを食べに行くことにしました。
牛たんと言えば、利休です。
ホテルからもすごく近い場所にあります。
時間が早かったこと、そしてコロナの影響もあり空いていました。
いろいろな牛たんが味わえる小福定食にしました。
牛たんもふるさと納税で頼むことができます。
牛たんを食べて、お腹もいっぱいになりましたが、ホテルに戻り、カクテルタイムを体験してみました。
普段は、ラウンジにて、ブッフェ形式ですが、小鉢に分けた状態での提供でした。
普段は、ほとんどお酒を飲みませんが、カシスオレンジとおつまみで少し贅沢を味わいました。
ゆったり時間が流れ、贅沢なひと時でした。
おしぼりの提供の仕方が驚きました。
水をかけると使用できる形に戻ります。
ゆっくりした後は、部屋に戻り、確定申告などをしてました。
勉強のお供にウェルカムギフトのチョコを食べました。
ウェスティンホテル仙台の朝食
いつもは、ブッフェ形式での提供ですが、プレートでの提供となりました。
和洋定食からの選択でしたが、和定食にしました。
取りすぎることもなく、見た目もよく、デザートもあるため、個人的には今後もこのような形の提供だと嬉しいなと思いました。
人が多くなると難しいと思いますが。
東日本大震災遺構巡り2020
コロナの影響で今年の震災関連のイベントはほとんどが中止になっています。
施設も閉館していて、観に行くことができません。
そんな中で一緒に周ってくれた友人が、観に行ける遺構をチョイスしてくれました。
名古屋にいると全くと言って良いほど情報がないので、ほんと有難いです。
震災遺構 旧女川交番
女川駅前の商店街近くにある震災遺構 旧女川交番です。
1周できるようになっていて、全体が観れます。
鉄筋の建物が倒れるのだから、その強さの凄さが伝わってきます。
戦争の時の遺構のようですが、わずか9年前なんです。
旧女川交番の歴史などが書かれています。
後ろから見ると津波の恐ろしさを改めて感じます。
こういう建物を観るとほんと言葉が出ません。
何年も経って、誰も語れなくなった時にものが伝える時がきっとくるのだと思います。
遺構の残し方が問題になったりしますが、壊れず残ることを願っています。
シーパルピア女川 地元市場ハマテラスで海鮮丼
お昼の時間ということもあり、海鮮丼を食べることにしました。
毎年東北に行く時の楽しみでもあります。
東北の海鮮丼は、美味しいです。
病院跡地の絆モニュメント
次は、女川にある病院跡地へ。
絆の文字とともにモニュメントがあります。
こちらは、祈りのモニュメントです。
全体像です。
流れてきた不思議な形の石です。
入院されていた患者さん、看護師、医師が多く亡くなった病院でした。
医療従事者は、患者さんの命を優先に考えると思うので、どうすれば誰も亡くなられずに津波に対応できるのかずっと考えていましたが、答えは出ませんでした。
次地震が起きた時、同じことが起きないように、生き残った私たちは考えていかないといけないのだと思います。
まずは、立地を考え、訓練をつむことが大事ですね。
学んだいかなくてはいけないですね。
震災遺構 女川小学校
次は、3回目の訪問の女川小学校です。
津波で児童の大半が亡くなってしまった小学校です。
校舎を観ると津波の凄さを改めて感じます。
建て直されたのか、当時のままか分かりませんが、校門があります。
2年前に来た時は、ここで遺族の方達が集まられていました。
今でも忘れません。
私達にとっては、まだ7年しか経っていないという言葉を。
今年はコロナの影響で中止となったみたいです。
3.11に集まることが支えとも言われていただけに、こういった部分でもコロナの影響は深いです。
津波さえ来なければ、モダンな素敵な校舎だったんだろうなといろんなことを考えていました。
どんな想いで、この学校に関わる方はいらっしゃるんだろうなぁ。
お子さんを亡くされた親御さん達の気持ちは考えても考えきれないくらいに辛いです。
2階も何もかもが壊れ、無くなっているんです。
渡り廊下も倒されています。
阪神淡路大震災の時に倒れた高速道路を思い出します。
被害の状況などがまとめられてます。
ほんと、何もかもが無くなっています。
集まりの広場でしょうか。
ほんと悲しくて言葉が出ません。
津波は、小山のこの高さまで来ました。
よく山の方へ逃げる選択をしていれば助かったと言われますが、逃げると決めたわずか数分で、しかも子ども達の足でこの山を登れたのかと思います。
何が正解だったのか、結果からは何とでも言えますが。
同じ被害を出さないために、忘れず、学んでいかないといけないですね。
驚いたのが、構内のコンクリートが小山の方まで流れていたこと。
これ1つをとっても、津波の強さ、恐ろしさを思い知らされます。
旧野蒜駅
次は、旧野蒜駅です。
もう4回目くらいになります。
津波の高さは、この建物のほとんど1階部分です。
施設の2階には、当時の券売機が置いてあります。
津波で破壊されています。
時計の時間は、あの時の時間で止まっています。
パネルが展示されていて、この地域の復興の歴史が学べます。
動画も上映されているので、行かれる方は、是非観てみてください。
外に出ると、旧野蒜駅のホームがあの時のままの姿であります。
駅の近くには、以前行った時にはなかった公園ができていました。
モニュメントが建っています。
モニュメントから観た駅の様子です。
塩竈神社
震災遺構を巡った後は、普通の観光として、仙台で有名な塩竈神社に行きました。
立派な神社です。
仙台の人達の初詣と言えば、ここみたいです。
広くてとても綺麗な神社だと思いました。
神社に入るとどこでも感じますが、凄く静寂な雰囲気に包まれます。
神社の説明が書かれています。
廻鮮寿司 塩釜港で夕食
震災遺構巡り、観光をした後は、廻鮮寿司 塩釜港で夕飯にしました。
まず初めは、周っていた鮭のあぶりです。
脂が乗っていて美味しかったです。
次は、えんがわ。
スシローとかに行くとよく食べます。
シャコは、普通の回転寿司だとなかなか食べられません。
なぜか一番高価なタラバ蟹だけ、うまく撮れていませんでした。
海老の味噌汁です。
美味しかった―。
中トロなどのまぐろの三貫盛りです。
げそ、好きです。
はまちも厚くて美味しかったです。
最後は、カニ味噌です。
お腹いっぱいで、これで3,000円程度なので安いと思います。
また是非行きたいです。
震災遺構巡りの感想
今年もこの時期に東北に行けて良かったです。
岩手も行く予定でしたが、山形が思いのほか時間がかかったので、またの機会に行きます。
震災遺構では、どれも言葉になりません。
愛知にいる私でさえそう思うのだから、実際に体験された方にとっては言うまでもありません。
私の中でも年々薄れてしまっていると感じます。
だから、年に一度で良いから現場に行くようにしています。
そこでしか感じられないものがあるから。
仙台に友人がいるからこそ、また行こうと思えるので、友人にも感謝です。
今年こそは、この時期だけでなく、また行きたいです。
見てくださっている方に何か伝われば嬉しいです。
まだまだ学んでいきます。
防災意識を高めるためにも、防災グッズの購入が必要なのかもしれません。
何か起きてからではなく、起きる前の準備もしていきたいと思います。
いつも仙台土産で買ってくると喜ばれるものを載せておきます。
笹かまぼこもお勧めです。
震災などの災害時、蓄電池が役に立つかもしれません。
何が必要なのかを学び、準備していきたいと思います。
昨年の震災被災地巡りは、下記に書いてますのでよろしければ、是非!
旅の疲れは、本格もみほぐしで取るのがおススメです。
私もたまに利用しています。