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パラオ旅行日記~初めてのペリリュー島、とても綺麗な海だった~

2018年9月14日~17日で弾丸パラオ旅行に行きました。
その時の気持ちを忘れたくないと思い、日記に書きたいと思います。

なぜパラオに?

2017年1月に池間哲郎さんという方の講演会を聴きました。
ずっと話を聴いてみたかった人。

その時の話で「パラオの人は、日本人が好きで嫌い。」という言葉がありました。
それはなぜか?
日本人は、パラオで太平洋戦争で戦って散っていった人々がいたことをあまり知らない。

池間さんの本は、こちら↓
アジアの国々の人達がなぜ親日の人が多いのかについて書かれています。

2015年に平成天皇陛下のパラオ訪問により、ある程度、パラオという国は日本人にとって知っている国になったと思いますが。
ペリリュー島という島があって、戦時中に玉砕したことは知らない人が多いと思います。

この話を聴いて、パラオに行こうと決めました。
本当は、2017年に行くつもりで航空券も購入していましたが、仕事があまりにも忙しく、体調も悪かったため、泣く泣く1年延ばしにしました。

パラオへの準備

航空券は、いつものようにHISで買いました。

ペリリュー島のツアーは、いつも個人旅行で利用しているオプショナルツアー専門サイトのVELTRAで行いました。
いつも海外に行く際は利用させてもらっています。
おすすめです。

ホテルは、いつも利用している楽天トラベルで。

あとは、Wifiの用意ですが、パラオで利用できるWifiはないみたいで諦めました。

いつも旅は、こんな感じで4ステップくらいで完了です。
ANAやJALの航空券を買う場合は、直接サイトから購入していますが。

パラオへは、グアム経由で

日本からパラオへの直行便は、定期便はないため、グアム経由になります。
(私は、ユナイテッド航空分にしたため。)

セントレアでラウンジ利用

ユナイテッド航空の航空券は、普通のエコノミーですが、ANAのSFCを取得し、スターアライアンスのゴールドメンバーのため、スターアライアンスラウンジを利用しました。
最近の大体の朝食は、出国審査後のラウンジで朝食を食べています。

セントレアからグアムへ

セントレアからグアムへは、確か4時間くらい。
もちろん機内食はでます。
ラウンジで食べていましたが、食べました。

久しぶりに来たグアム空港。
8年ぶりのグアムでした。
トランジットのため、滞在時間は短いですが。

パラオに行くためには、グアムで入国が必要になります。
ESTAは必須ではないですが、あった方がスムーズに入国できるみたいです。
私は、ESTAの期限が残っていたのですが、事前調べをあまりしていなかったため、忘れてしまいました。

9月の3連休前後ということもあり、やはり混んでいました。
乗り継ぎ時間はたっぷりあったため、余裕でした。
1時間程度は待ったと思います。
グアム経由でパラオに行かれる方は、この点を頭に入れておくと良いと思います。

グアム入国後、パラオへの便まで数時間あったため、またラウンジへ。

久しぶりのグアムは、すごく晴れていて綺麗な空でした。
またいつかグアムに来たいと思いました。

お腹が空いていたため、デザートも食べました。

何時間かまったりしているとパラオへの便の時間になり、乗りました。
確か2時間程度だったと思います。
また機内食が出ました。

パラオ到着

夜遅くですが、ロマン・トメトゥチェル国際空港に着きました。

この時間帯に着く人も多いため、外にはバスや車が多かったです。
私もホテルまでの往復タクシーを予約していたため、ホテルまでタクシーで行きました。

DWホテル

1人旅行と言うこともあり、宿泊したホテルはDWホテルという簡易ホテルにしました。
ここのサービスで凄いなと思うのが、タオルアート。
毎日いろいろな動物を作ってくれるみたいです。
飛行機で疲れた身体を癒してくれました。

翌日になって、DWホテルの外観を撮ってみました。

全体を撮るとこんな感じになります。
帰りの便は、夜中便だったため、迎えのバスまでロビーでゆっくりさせてもらいましたし、日本人の方が経営されているので、とても安心して利用できました。
パラオへ個人旅行される方は、是非利用ください。

コロールの街を散策!

旅の目的であるペリリュー島へは、翌日行くため、この日はコロールの街を散策しました。
ご飯は、ほぼスーパーで買ったもので済ませようと思っていたこともあり、スーパーを探したり、お土産を買ったりしました。

日本とパラオの友好関係が分かるものがいたるところにあって、嬉しかったです。

この看板もそうです。

天気も良くて気持ち良かったです。

近所の人が集まってBBQなどをするところみたいです。
今度来たら参加してみたい。

2日目のホテルの部屋のタオルアートです。

横からも撮ってみました。

ホテルには早めに帰ったのですが、翌日に行くペリリュー島のために事前勉強ということで、この漫画を一気に読みました。
ペリリュー-楽園のゲルニカ-
可愛いタッチの絵ですが、シリアスな場面もあります。
だからこそ読みやすい漫画だと思います。

いざペリリュー島へ!

ペリリュー島へは、ロックアイランドツアーカンパニーのツアーで行きました。
まずは、ペリリュー島へ向けて船に乗ります。
パラオの海は綺麗だと聞いていましたが、本当に綺麗です。

エメラルドグリーンの海。
とっても綺麗でした。
今度来る時は、スキューバダイビングしたい。

ペリリュー島に到着しました。
島の入り口にある施設も泊まることができるのだとか。
いつかペリリュー島にも泊まってみたい。

最初に出迎えてくれたのは、銃を撃つ壁。
普通の場所にあって、生々しさを感じました。

壊された橋。
逃げ場を無くすため、どんどん橋は焼かれたのだとか。
そのままの姿で残っていることが、よりリアルを感じさせてくれます。

千人洞窟

最初の目的地は、千人洞窟。
入口は見つからないように、こんなにも小さい。

入口でガイドさんの説明を受けました。
このガイドさん、ペリリューの漫画家さんの取材記でも出てくるのですが、元自衛隊員で後世に伝えたいとの想いで、自衛隊を辞め、ガイドをしているのだとか。
武器や戦車の話など、とてもリアルで知識があり、このガイドさんで良かったと思いました。

洞窟の中は真っ直ぐ立っては歩けないほどの狭さで、この中に1,000人もの人がいたのだと思うと、それだけで過酷な戦いだったのだと思いました。

洞窟の中は、本当に狭いです。

当時のままの瓶が残っていたりします。
いろいろなものが生々しい形で残されています。

こんな暗く小さな中で生活をしていたかと思うと、本当に過酷さが伝わってきます。

洞窟を出ると、ここにも銃を撃つ壁が。
元は何かの施設であったと思われます。

島を巡る車の中から見えるペリリュー島の街並み。
きっと戦前もこんな風にのどかな街並みだったのだと思うといろいろなことを考えさせられます。

戦没者慰霊碑(みたま)

次の目的地は、戦没者慰霊碑(みたま)。
戦争で亡くなられた方達の多くの慰霊碑がありました。

高い建物がないため、直射日光の日差しがすごく暑かったです。
こんな環境下で戦っていたかと思うと、またいろいろと考えさせられます。

ツアーには外国人の方も参加されていて、いろんな方にとって、この場所は特別なのだと思いました。
二度と戦争をしない世の中であってほしいなと思います。

ペリリュー第二次世界大戦記念博物館

次の目的地は、ペリリュー第二次世界大戦記念博物館。
戦時中、軍事に利用されていた施設が形を変えて残っています。

小さな博物館ですが、いろいろな展示があります。

当時の銃が展示されてあったりします。
軍事力でもアメリカには到底適わなかったのだろうとすごく感じます。

こういった博物館に行くといつも考えさせられます。
生きたかった人の未来に自分たちは生きていて、その未来は亡くなられた方達が作りたかった未来なのだろうかと。
微力ながら平和について伝えていきたいと思います。

電力工場跡

次の目的地は、電力工場跡。
写真になっていたりするので、知っている人も多いかもしれません。
爆撃を受けても、土台はしっかりしている日本の建築技術は凄いなと感じました。

中に入るとこんな感じです。

きっと大砲で空けられた穴なのだろうな。

茂っている緑の植物との対比がより一層物悲しさを語っているようです。

穴が空いているところはトイレの跡です。

水面所ですね。
小学校の時にも同じようなものがあったので懐かしさを感じました。

立って入るお風呂跡。
いつ戦いになっても良いように。

外にあるのは隠れ場所なのかな。

土台はしっかりしています。
いつか壊れて入れなくならないように保存活動が進みますように。

階段は滑らない仕組みがされているのだとか。
戦前の日本の技術も凄いなと思いました。

外に見えるのは(見にくいですが)、隠れ家です。
見つからないように過ごすというのはほんと息が詰まる日々だったと思います。

日本軍戦車

次は、日本軍戦車。
今でもそのままの形で置かれています。
どんどん風化していき、無くなっていくのかもしれません。

中の様子はこんな感じでした。

ペリリュー飛行場

アメリカは日本を攻めるため、日本は本土を守るためどうしても守りたかった飛行場。
簡単に取られてしまい、戦況は、どんどん厳しくなっていく。
平成天皇陛下がペリリュー島に来られた際には、この飛行場を利用されたとか。

オレンジビーチ

次は、オレンジビーチ。
血の海に染まったことから名づけられた説があったみたいですが、米軍が使用していたコードネームとのこと。

こんな綺麗な海で日々戦いがあったのだろうなと思うと本当に切ない。

52型零式艦上戦闘機

次は、零戦。
墜落した状態でありました。

操縦席の中はこんな感じでした。

ペリリュー平和記念公園

お昼の時間になり、ペリリュー平和記念公園でお弁当を食べました。
パラオでは、お弁当のことを「オベントウ」というそうです。
日本語はいたるところに残っています。

公園内には、平成天皇陛下が宿泊された施設がありました。
パラオでは、天皇陛下が来訪された日を記念して祝日になったのだとか。
パラオの人達にとって、日本という国は本当に特別みたいで嬉しいです。
私も、もっとパラオのことを知りたいと思います。

海岸沿いにある船。

天気もよくて、本当に穏やかでのどかな海でした。

海は本当に綺麗です。
ペリリュー島の人達も遊んでいました。
海を愛する人たち。

透き通る海でスキューバをいつかしたいと思いました。
今ある平和を大切にしなくては。

西太平洋戦没者の碑

ご飯を食べた後は、西太平洋戦没者の碑へ。

水を飲みたくても飲めなかった人達がたくさんいたため、水が流れるようにデザインされているのだとか。

太陽の光がまぶしい。

亡くなられた方達へ想いを込めて。

アンガウル島に向けてもお祈り。

米軍水陸両用戦車

平和公園の後は、米軍の戦車。
日本との戦力の違いが分かります。
米軍の戦車は大きいです。

日本防空壕・大砲跡

次は、日本防空壕・大砲跡。
この大砲でも戦っていたのだろうな。

大砲の骨組です。

ペリリュー神社

次は、ペリリュー神社。
パラオにも神社があることを嬉しく思います。

お祈りしました。

中川大佐自決の地

ツアーの最後の場所は、中川大佐自決の地。
森の中に入っていきます。
まだ地雷などが撤去されていない場所、安全とは言えない場所との区別がされてます。

道中にあった石碑。
昭和64年の表記。

中川大佐が自決したとされている洞窟。

石碑にお祈りを捧げました。
命を懸けて戦った方達がいるからこそ、今の日本の平和がある。
忘れないように日々生きていきたいと思います。

少しだけ洞窟の中が見えました。

船乗り場のところに戻ってくるとこんな看板がありました。
本当に嬉しいです。
もっと日本人はパラオのことを知らないといけない。

旅の終わり

パラオには数日間しかいませんでしたが、ご飯はスーパーで買った簡単なものばかりだったため、パラオでの最後のご飯は、日本食のお店に行くことにしました。

丼ぶり。
めちゃめちゃ美味しいというわけではないですが、普通の味でした。
旅先で日本食を食べると安心します。

あとは、から揚げを食べました。

ご飯を食べた後は、最後のパラオ散策をしました。
パラオで観る夕焼け、綺麗でした。

最後にホテルの看板をぱしゃりと撮りました。

夜中までホテルのロビーでゆっくりし、タクシーで空港に向かいました。
空港では、プライオリティパスで入れるラウンジがあったため、シャワーだけ浴びました。
帰りもグアム経由でセントレアです。
お腹いっぱいだったため、ホットドックだけ食べました。

最後の機内食。

感想

1年間、ずっと行きたかった場所パラオ。
そして、ペリリュー島。
行きたいと思った場所にすぐ行きたくなる自分。

またひとつ、自分にとっての大切な場所ができました。
日本人として、行って良かった場所。
次に行く時は、もっとゆっくりと、そしてスキューバダイビングなどをして楽しみたいと思います。

今を生きる私たちが、自分らしく生き、未来をもっと良くしていくことが命を懸けて戦っていただいた方達への御礼だと思います。
これからも感謝を忘れず、日々大切に過ごしていきたいと思います。
一人でも多くの方が、パラオのこと、ペリリュー島のことを知るきっかけになったのなら嬉しいです。
長々とありがとうございました。

最後にSFC修行用にプレミアムポイントについて書きます。
セントレア⇒グアム:1,091プレミアムポイント
グアム⇒コロール:574プレミアムポイント
計3,330プレミアムポイント
航空券は、20万円近かったため、単価はものすごく悪いです。
修行のために行ったわけではないので、満足です。

パラオの海は綺麗で、泥パックはとても有名です。
お肌に良いので、良かったら是非!


ABOUT ME
ninnin
30代、メーカーでシステムエンジニアをしています。 学生時代から株、FX、投信の投資を行い、いろいろな失敗を経験し、積立投信、積立FX、FX自動売買が資産運用のためには良いと考え、実践中! 周りも一緒に豊かになっていけたら良いとブログを書き、情報発信します。 旅、読書、映画なども好きなため、息抜きに記事にしたいと思います。 読んでいただき、ありがとうございます。